international
国際委員会
概要
国際委員会は、日本応用地質学会における国際的な交流や会議などに関する活動を行うとともに、国際応用地質学会(IAEG:The International Association of Engineering Geology and the Environment)の日本ナショナルグループ(IAEG Japan National Group)の運営委員会を兼務している委員会です。
構成メンバー:令和2~3年度
委員長
長谷川 信介(応用地質)
副委員長
菊地 輝行(諏訪東京理科大学)
幹事
山田 大介(国際航業)
委員
加地 広美(応用地質)、鎌田 恭平(ニュージェック)、越谷 賢 (サンコーコンサルタント)、
昆 周作(土木研究所)、﨑田 晃基(清水建設)、外山 真(鉄道運輸機構)濱田 藍 (電力中央研究所)、野々村 敦子 (香川大学)、 プラダン オム(応用地質)、水野 直弥 (建設技術研究所)、百嶋 輝 (電源開発)、百瀬 泰 (日本工営)、安田 智広 (基礎地盤コンサルタンツ)、山崎 新太郎 (京都大学)
委員会活動記録
令和6年度
令和5年度
令和4年度
令和3年度
令和2年度
令和元年度
海外調査団の派遣
海外調査団の派遣 (海外調査団報告書を公開しています)
回 | 年度 | 主要訪問国 | 参加会議 | 見学箇所等 |
---|---|---|---|---|
16 | 2919.9 | 韓国 | 第12回アジアシンポ | 大浦海岸柱状節理、漢拏山ほか |
15 | 2017.11 | ネパール | 第11回アジアシンポ | ポカラ盆地等 |
14 | 2014.9 | イタリア、フランス | 第12回IAEG会議 | マルパッセダム、バイオントダム等 |
13 | 2006.9 | イギリス南部 | 第10回IAEG会議 | ドーバー海峡のチョーク層 |
12 | 2004.8 | イタリア、フランス | 第32回IGC | アルプスの地質とシャモニー |
11 | 2002.9 | 南アフリカ | 第9回IAEG会議 | ケープタウン、キンバリー鉱山 |
10 | 2000.8 | ブラジル、ペルー | 第31回IGC | イグアス滝、マチュピチュ遺跡 |
9 | 1999.10 | マレーシア、ネパール | 第2回アジアシンポ | ヒマラヤの地質とトレッキング |
8 | 1998.9 | カナダ、アメリカ | 第8回IAEG会議 | セントへレンズ火山、イエローストーン |
7 | 1997.6 | ギリシャ、トルコ、スイス | - | アナトリア断層 |
6 | 1996.7 | 中国 | 第30回IGC | 三峡 |
5 | 1995.6 | イギリス、アイルランド | - | 英国の地質、アイスランドのギャオ |
4 | 1994.9 | ポルトガル、アフリカ | 第7回IAEG会議 | ケニアの地溝帯 |
3 | 1993 | フランス、スペイン | 危険廃棄物シンポ | ピレネー山脈の地質とダム |
2 | 1992.10 | スウェーデン、フランス | - | ゴトランド島、ユーロトンネル |
1 | 1991.5 | フランス、イタリア | - | ヨーロッパのダム |
アジアシンポジウムの開催・参加
回 | 年度 | 開催国 | 開催地 | 日本人参加数 | 主要テーマ |
---|---|---|---|---|---|
15 | 2025 | BANGLADESH | Dhaka(ダッカ) | 持続可能な開発のための地質工学 | |
14 | 2024 | MALAYSIA | Kuala Lumpur(クアラルンプール) | 災害リスク管理における応用地質学の役割 | |
13 | 2021 | SINGAPORE | Singapore(シンガポール) | 持続可能な資源とインフラ発展のための応用地質学 | |
12 | 2019 | KOREA | Jeju Island(済州島) | 約20 | 安全な社会と環境のための応用地質の役割 |
11 | 2017 | NEPAL | Katmandu(カトマンズ) | 約50 | 地質災害マネジメントのための応用地質学 |
10 | 2015 | JAPAN | Kyoto(京都) | 115 | 地盤災害と応用地質学 |
9 | 2013 | CHINA | Beijing(北京) | 4 | 応用地質学と環境の全世界的考察 |
8 | 2011 | INDIA | Bangalore | 0 | 地下空間技術 |
7 | 2009 | CHINA | Chengdu(成都) | 12 | 大規模開発における地質工学 |
6 | 2007 | KOREA | Seoul(ソウル) | 43 | 自然災害と地質工学 |
5 | 2005 | NEPAL | Kathmandu | 0 | 社会資本と自然災害に係る地質工学 |
4 | 2004 | HONGKONG | 香港 | 12 | 山岳地域の維持開発に係る地質工学 |
3 | 2001 | INDONESIA | Yogyakarta | 18 | 熱帯地域の資源管理 |
2 | 1999 | MALAYSIA | Kuala Lumpur | 15 | 地質工学と環境 |
1 | 1997 | JAPAN | 東京 | 多数 | ダム地質 |
出版物
以下の出版物については現在、在庫がございません。コピーを希望される方は、学会事務局までお問い合わせ下さい。
出版物名 | 会員価格 | 非会員価格 |
---|---|---|
Engineering Geology of Dams in Japan (1992):在庫なし | - | - |
Rock Mass Classification in Japan (1992):在庫なし | - | - |
学会事務局連絡先
電話・FAX: 03-3259-8232・ 03-3259-8233
E-MAIL:office@jseg.or.jp

概要
正式名:The International Association of Engineering Geology and the Environment
略号:IAEG
IAEGの上部組織は、International Union of Geological Science(IUGS)、国際地質科学連合で、その主な目的は応用地質学に関する国際学会で、応用地質学の進歩、技術向上、研究を促進、奨励し、世界中の活動の成果を収集し評価して普及させる。また、各国の応用地質学グループの協同を促し会議やシンポジュームを行うほか、他学会との相互交流を行うことを目的として1964年に設立されました。
現在の加盟国は69カ国、会員数は約4,500名、日本の会員数は2023年9月末現在で65名となっています。
IAEGの大会は4年ごとに開催され、第14回大会は2023年に中国の成都で開催され、次回の第15回は2026年にオランダのデルフトで開催予定です。また、役員会と各国メンバーによる総会は毎年開催されます。
役員
9月14日にオンライン形式で開催されたIAEG総会において,IAEG会長,事務局長,会計と各地区副会長の選挙が行われ、2023年1月からの4年間の新体制が決まりました。アジア地域副会長は、ネパールと韓国から選出されました。なお、会長とアジア地域副会長以外は、立候補者数=定員数のため投票による選出はありませんでした。
*** 役員(任期:2023年1月~2026年12月末) ***
会長 Vassillis Marinos(ギリシャ)
事務局長 Faquan Wu(中国)再任
会計 Jean-Alain Fluerisson(フランス) 再任
また、各地区の副会長は現在以下の方々となっています。
アジア地区
Ranjan Kumar Dahal(ネパール)、 YongSeok SEO(韓国)
アフリカ地区
Moshood Niyi TIJANI(ナイジェリア)
北アメリカ地区
Julien Cohen-Waeber(アメリカ)
南アメリカ地区
Victor Manuel Hernandez Madrigal(メキシコ)
北ヨーロッパ地区
Helen Reeves(英国)
南ヨーロッパ地区
Janusz Wasowski(イタリア)
オーストラリア地区
Anthony Bowden(オーストラリア)
会長となったVassillis Marinos氏は、2021年に逝去した元会長 Paul Marinosの子息で、ニュージーランドのAnn Williams氏とは僅差の選挙結果でした。また、事務局長を再任された中国のFaquan Wu氏は、アジア地域副会長のあと三期事務局長を務めており,これで四期目となります。IAEGや国内の学会活動に非常に熱心で、専属でIAEG活動に対応できる秘書を持つなどの点が評価されています。今回、アジア地域の副会長に選出されたRanjan Kumar Dahal氏はTribhuvan大学の教授、YongSeok SEO氏 はChungbuk国立大学の教授です。
日本からの役員は現在はおりませんが、アジア地区副会長に以下の方が勤められました。
2002-2006年 大島 洋志 元日本応用地質学会会長
1991-1994年 小島 圭二(故人) 元日本応用地質学会会長
1972-1978年 田中 治雄(故人) 元日本応用地質学会会長
事務局
Institute of Geology and Geophysics, Chinese Academy of Sciences
No. 19 Beituchengxilu, Chaoyang district, Beijing, 100029,CHINA
Tel./Fax: +86 10 8299 8284, Mobile: +86 13910509506
Email: iaegsg@163.com
定期会議
IAEGは4年ごとに定期会議を開催しています。最近の開催地は以下の通りです。
- 15thCongress、2026年、オランダ、デルフトを予定
- 14thCongress、2023年、中国、成都
- 13thCongress、2018年、アメリカ、サンフランシスコ
- 12thCongress、2014年、イタリア、トリノ
- 11thCongress、2010年、ニュージーランド、オークランド
- 10thCongress、2006年、イギリス、ノッチンガム
- 9thCongress、2002年、南アフリカ、ダーバン
その他、毎年各国のシンポジュウム等に合わせて評議委員会を開催しています。
学会誌の発行
応用地質学分野の論文が掲載されている学会誌「IAEG Bulletin」は、IAEGより年4回発行されています。
日本応用地質学会の国際会員
IAEGは各国のNational Groupの連合的組織であり、わが国では日本応用地質学会の国際会員がIAEGのJapan National Group(IAEG JAPAN)を形成しています。
IAEG本部や各国グループ、とりわけアジア地域と連携をとり、IAEG JAPANを円滑に運営することを目的として、日本応用地質学会 国際委員会がIAEG JAPAN運営委員会として1974年に設置され運営しています。
一般社団法人 日本応用地質学会の国際会員になれば、そのままIAEG会員になりますので、会員になられることをお勧めします。
入会案内
年会費は次のとおりです。入会金はありません。
国際会員(IAEG Bulletin 購読(オンライン)): 3,500円
国際賛助会員※ :30,000円(一口)
※賛助会員の企業では、代表者1名を登録すれば、代表者のアクセス権で企業内での購読(閲覧・ダウンロード)が可能です。
申し込みを希望される方は「入会申込書」に記入し、郵送・FAX・E-mailのいずれかで事務局までお申し込み下さい。

国際応用地質学会
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新着情報:
IAEG会長報告
IAEG総会
IAEG Congress
IAEG 国際シンポジウム(アジア地域会議等)
JSEG学会誌掲載アーカイプ
第10回アジア地域応用地質学シンポジウム情報

