日本応用地質学会東北支部 JSEG TOHOKU
 
平成28年度 研究発表会(仙台大会)
当日の様子
 
 去る10月26~27日に仙台市青葉区の日立システムズホールにて、日本応用地質学会の研究発表会全国大会(仙台大会)が開催されました(10月24日はプレミニ巡検、10月28日は現地研修会)。支部の担当である会場選定・設置手伝い、意見交換会、現地研修会を含め無事終了することができました。
 以下では、当日の簡単なレポート(支部関連部分)をまとめました。

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1.プレミニ巡検(10月24日(火)午後) 東北支部企画

 研究発表会前日の10月24日(火)には、新たな試みとして、「仙台の地形・地質を応用地質学的に見る(仙台市内)」と題したプレミニ巡検を企画いたしました。仙台市内にある地質・土木地質などに関連する場所を半日かけてめぐる巡検です。少人数での移動とし、巡検範囲を限定してよりディープにめぐる企画としました。
 研究発表会前日にもかかわらず、定員に迫る参加をいただきました。巡検終了直後に雨が降り始めるなど天気も味方するなど、新たな試みとしては成功したのではないかと思います。

   
 仙台城址にて市内の地形などについて説明     大年寺山断層の露頭見学の様子

2. 開会式・特別講演(10月25日(水)AM11:10~)

 開会式は、10月25日(水)に第一会場にてAM11:10から行われました。脇坂新会長のあいさつに始まり、開催地である東北支部の高見支部長から挨拶並びに大会概要の説明がありました。

 
 脇坂会長のご挨拶                    挨拶をする高見支部長

 開会式終了後には続けて特別講演が行われました。特別講演は、宮城学院大学学長の平川先生(前東北大学災害科学国際研究所所長)にお願いしました。「歴史から災害を読み取る」というタイトルで、仙台城の石垣修復工事で出土した過去3回行われた石垣についての考察や津波災害研究の歴史などについて講演していただきました。

  
                      ご講演する平川先生


3. 意見交換会(10月25日(水)PM 5:00~)

 研究発表会初日終了後、場所を移してPM5:00から意見交換会を行いました。当初予想参加人数をはるかに超える180人超の参加をいただき、大変盛況のうちに終えることができました。
 宮城県内及び東北6県の地酒の飲み比べや、脇坂会長の誕生日のお祝いのサプライズ演出等非常に盛り上がったと思います。また、次年度の開催地となる中国四国支部の皆さんからのご挨拶や、当支部の担当者によるお礼の挨拶などがありました。 2時間後には、準備した20本の日本酒もすべて呑みきりました。
 最後は、橋本元支部長による東北支部恒例の「伊達の一本締め」で中締めとしました。

  
  高見支部長による乾杯のあいさつ         会場内の状況。予想をはるかに上回る参加者。

  
  中国四国支部の皆さん                 東北支部の担当者

   
  遠田副支部長からの挨拶             準備した20本余りのお酒(すべて呑みきりました)。

 
 最後は橋本元支部長による「伊達の一本締め」で中締め!

4.  現地見学会(10月28日(金)終日)

 研究発表会終了後の10月28日(金)には、下記テーマのもと現地見学会を行いました。

【見学会】テーマ:Mega Disasterからの復興と応用地質学(仙台市~女川町)
          ・仙台平野を襲った津波の痕跡と多重防御、海岸堤防工事
          ・松島の地形地質と周辺地域の復興
          ・石巻付近の被災と復興
          ・女川町の津波災害と復興まちづくり(高台移転、堤防の考え方)

 当日は、天気も崩れることなく無事予定通りの工程で終了することができました。



 
 

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