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自然災害伝承碑に関する活動
自然災害伝承碑とは、国土地理院の地理院地図で公開されている石碑やモニュメントのことで、過去に発生した自然災害を記録(記憶)に残すため被災地に建てられているものです。
令和7年2月27日現在、全国で2,269基が公開されていますが、非公開も同数近くあり、また地元の方しか知らないもの、忘れ去られたものも多くあると言われています。
これらの碑から、過去にその土地でどんな災害が起こったかを知ることができます。当時の悲痛な思いや復興にかける願い、将来の子孫のための教訓などが刻まれており、例えば「此処より下に家を建てるな」と刻まれた宮古市の津波被害に対する石碑は有名です。
碑文の内容はもちろんですが、その碑の位置や向き、石材の選び方、手彫りの仕方(丁寧さ)などの全てに意味が込められているようで、日本応用地質学会(学会員1,900人超)では全国の各支部にて、一つ一つこれらを紐解く活動を行っています。
関西支部では、令和6年度に個人調査に加えて合同調査を3回行いました。このような活動にご興味ありましたら、事務局あるいは支部幹事へご連絡ください。
令和7年度は、アウトリーチ活動の一環として、博物館との共催にてイベントを企画しています。11月22日(土)です。詳細が決まりましたらお知らせします。
過去のイベント
2025.06.30
自然災害伝承碑を探るツアー 御影コース(仮称)のお知らせ2025.03.27
令和7年度 自然災害伝承碑巡検3回目(阪神大水害など)2025.03.27
令和7年度 自然災害伝承碑巡検2回目(福井県あわら市)2025.03.27
令和7年度 自然災害伝承碑巡検1回目(京丹後市~養父市)