活 動 状 況 
 平成28年10月26~27日
 平成28年度研究発表会(仙台大会)でのポスター発表。タイトルは「松島湾の地形・地質発達史-3.11の被災と応用地質学的特徴-」。発表原稿のPDFファイルはこちら
 第6回 平成27年8月1日
 松島ボーリングコア・露頭観察会 詳細はこちら
宮戸島縄文村歴史資料館敷地内で実施。
第5回 平成26年11月15日
※支部現地研修会 レポートはこちら
馬の背、壮観山、奥松島諸島(チャーター船)、UR復興資料館
第4回 平成26年10月26日
文献断層露頭の現況調査(松島海岸周辺~月浜)(現地研修会の下見を兼ねて)
 第3回  平成26年9月6日
縄文資料館、奥松島諸島~嵯峨渓(チャーター船)
 第2回  平成26年6月7日
縄文資料館、月浜など 
 第1回 平成26年5月31日 
多門山、花渕浜、野蒜、月浜などを調査 
それぞれの番号のタイルをクリック!
2017年2月6日  平成28年度研究発表会でのポスターをUPしました。

2015年9月9日  8月1日に実施されたコア観察会の報告をUPしました! 
2015年9月1日  地震防災WGのWEBページを公開しました!
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 日本応用地質学会東北支部では、会員の技術研鑚と社会貢献に寄与することを目的として「松島プロジェクト」として研究ワーキングを立ち上げました。

 松島は日本三景として古くから人々の心を打つ景観として知られ、特徴的な地形と地質が多島海の独特の自然環境を形成しています。また、縄文遺跡や伊達藩の歴史遺産が多数分布していて古くから人間社会とのかかわりの多い地域でもあります。しかし、このような多様な環境を持つ地域がどのような土地の成り立ちを持っているか、意外と知られていないことが多くあると思われます。
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 松島の地形・地質では、多島海の侵食過程や斜面変動、地層の連続性と層相変化、褶曲構造と断層、長町利府断層や旭山活動セグメントの活構造との関連など、興味深いテーマが多数あります。地形地質露頭にも学術的価値が高いものが多数見受けられます。


 今回のプロジェクトでは、石巻~相馬まで続く浜堤列の中で、特異な多島海となった松島の形成プロセスや岩相による亀裂系、褶曲・断層の発達状況が、表層崩壊・浸食耐性にどのように影響していくのかを検討していきます。

 また、西側の利府―長町断層から東の旭山断層に挟まれた松島丘陵地の変動地形や、2万年前以降の海水準変動と未固結堆積物の分布状況をボーリングデータから検証していきます。




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 東日本大震災時の斜面変動の多発や、大津波被害の地域差など、実態を把握して今後の防災計画への教訓とすべき点が多くあります。


 松島周辺は、東北太平洋沖地震において津波被害が比較的軽微な箇所で、正断層系の亀裂を有しながら大規模な岩盤崩壊も確認できなかった場所でした。本プロジェクトでは松島の地形や地質について再認識し、これからの地震・津波防災に役立つ情報の提供を目指していきます。
 
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一般社団法人 日本応用地質学会東北支部