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概要

1.設立の背景と目的
 地すべりの初生と評価に関する研究小委員会(第一期)では、近年問題となっている過去に滑動の履歴のない初生地すべりについて、主に既往事例を収集・整理することにより、(1)地すべりの初生の認識と定義、(2)地すべりの運動様式による分類法、(3)地すべりの運動様式に応じた調査・解析法、(4)地すべりの現状安定性の評価法に関する調査・研究を行い、ある程度の成果は達成することができたと考えている。
 しかしながら、「初生地すべり」について、“地すべり面が概ね全面にわたって連結した時点”をもって初生地すべりの発生とする点、「地すべりの初生」について、“初生地すべりに至るまでの現象を幅広くとらえること”に関しては、未だ多様な意見および解釈があると認識している。また、初生地すべりに関する定義および運動様式による分類法の一部については議論集約することができたが、「地すべりの運動様式に応じた調査・解析法」「地すべりの安定性の評価法」などの課題については、まだ集約の途上段階である。これら取り組み途上の課題に関しては、最近発生した斜面災害事例の分析も踏まえ、地すべりの前駆現象の運動様式や変形進行過程、初生地すべりの発生メカニズムについて更に研究することにより、その調査解析、評価手法を確立させることが、今後の斜面災害に対する防災上必要不可欠な事項であると考えられる。
以上を背景として、地すべりの初生と評価に関する研究小委員会を発展、拡充させる形で第二期の委員会を設立し、初生地すべりに関する課題についての研究を継続することを目的とする。『地すべりの初生と評価に関する研究小委員会(第二期)』においては、第一期の研究小委員会の成果を十分活用し、事例研究による初生地すべりの現象およびそのメカニズムを明らかに、その結果に基づき、調査・計測方法を確立し、初生地すべりの安定性の評価法について言及することを具体的目標とする。

2.活動目標
地すべりの初生と評価に関する研究小委員会(第二期)における活動目標として、下記に示す2つのWGを立ち上げ活動していく方針とする。
  WG1:初生地すべりの調査・計測方法の検討
  WG2:初生地すべりの安定性評価手法の検討

3.活動の成果
  (1)  最終活動報告書 (PDF, 1.7MB,別ウインドウで開きます)
      2016年11月21日 WEB版公開
      2016年12月 1日 誤字・脱字等を修正した版を公開
  (2) 初生地すべりの調査・計測手法に関するシンポジウム「土砂災害の軽減に向けて−大規模斜面変動の前兆と評価−」の開催
         <<シンポジウム予稿集の入手・購入はこちらをご参照ください>>
  (3) 研究発表会等における発表
  (4) 学会誌への掲載
      学会誌第56巻第4号(2015年10月号),第56巻第5号(2015年12月号)
      「土砂災害の軽減に向けて:大規模斜面変動の前兆と評価-応用地質学的観点から-」
      論説1編,論文4編,解説1編,提言1編

構成メンバー(平成23年度/第2期)

委員長

長谷川修一(香川大学)

幹事

小俣新重郎(日本工営)、竹下秀敏(日本工営)

委員

阿部大志(日本工営),上野将司(応用地質),大野裕記(四国電力),小野田敏(アジア航測),加藤靖郎(川崎地質),河戸克志(大日本コンサルタント),桑原啓三(建設環境研究所),小坂英輝(環境地質),坂島俊彦(パシフィックコンサルタンツ),阪元恵一郎(水資源機構),佐々木靖人(土木研究所),鈴木素之(山口大学), 高見智之(国際航業),田中姿郎(電力中央研究所),永田秀尚(風水土),野崎 保(野崎技術士事務所),久永喜代志(ジオテック),平野 勇(応用地質)

委員会活動記録

  • 2016年 4月  研究小委員会最終活動報告書 提出  最終活動報告書PDFファイルはこちら(1.7MB)
  • 2015年12月〜 研究小委員会最終活動報告書とりまとめ
  • 2015年12月10日 学会誌特別号 第56巻第5号 刊行
  • 2015年10月10日 学会誌特別号 第56巻第4号「土砂災害の軽減に向けて:大規模斜面変動の前兆と評価-応用地質学的観点から-」刊行
  • 平成27年度研究発表会(2015年9月25日)にて研究成果の一部を発表
  • 2014年12月〜2015年10月 学会誌特別号企画,編集委員会との協議調整,論文作成・査読意見への対応
  • 第16回(2014年12月10日)
  • 平成26年度シンポジウム(2014年6月6日) 「土砂災害の軽減に向けて−大規模斜面変動の前兆と評価−」(災害地質研究部会と共催)
  • 第15回(2014年5月20日)
  • 第14回(2014年1月16日)
  • 第13回(2013年10月25日)
  • 第12回(2013年6月20日) 災害地質研究部会との合同会議
  • 第11回(2013年5月31日)
  • 第10回(2013年4月19日)
  • 第9回(2013年1月10日)
  • 第8回(2012年11月2日)
  • 平成24年度研究発表会(2012年11月1日) セッション「初生地すべり」を開催
  • 第7回(2012年9月20・21日) −第2回現地検討会−(富郷ダム、法皇山脈)

  • 第2回現地検討会参加者写真
    −法皇山脈二重山稜にて−
  • 第6回(2012年7月12日)
  • 第5回(2012年5月31日)
  • 幹事会(2012年4月20日)
  • 第4回(2012年1月19日)
  • 第3回(2011年9月26・27日) −第1回現地検討会−(宇奈月ダム・立山カルデラ)

  • 第1回現地検討会参加者写真
    −立山カルデラにて−

  • 第2回(2011年6月16日)
  • 第1回(2011年4月21日)